2025年10月25日(土)周知
青い森しんきんReport2025年9月版
■漁業・水産加工業
・9 月の八戸港の水揚げは数量 4,754 トン、金額 2,389 百万円、前年同月比で数量は 16.0 %増 、金額は11.1% 減 だった。
・9 月における数量 4,754 トンは、過去 10 年間で最高の 2018年 9 月の 16,799 トンの 28.3 %だった。金額2,389 百万円は、この 10 年間で最高の 2016 年 9 月の 3,266 百万円の 73.1 %だった。
・9 月時点での年累計の数量 16,426 トンは前年同月比 62.4% 減で、この 10 年間で過去最高の 20 19 年 9 月の48,524 トンの 33.9 %だった。金額 7,731 百万円は前年同月比 11 .1 %減で 10 年間で 6 番目だった。(最高は2016 年 9 月 11,631 百万円)
・イカ釣りは、近海スルメイカの水揚げが数量475 トン・金額 304.6 百万円で前年同月比 数量 216.7 %増・ 金額103.5 %増だった。船凍 スルメ イカの水揚げ は 、数量 106 トン・金額 94.6 百万円 だった。船凍ムラサキイカの水揚げは、数量 1,261 トン・金額 836.4 百万円で前年同月比数量 72.0% 増・金額 69.1 %増で、イカ釣り全体では、数量 1,842 トン・金額 1,235.7 百万円となり、前年同月比で数量 108.6 %増・金額 91.8 %増だった。
・大中型巻き網三陸巻き網は、数量 16 トン・金額 4.6 百万円 だった。遠海巻き網はイワシの水揚げにより、数量 1,166 トン・金額 53.7 百万円となり、全体では数量 1,182 トン・ 金額 58.3 百万円となり前年同月比数量91.9 %増・金額 45.0 %増となった。
・トロールは、大型トロールは操業中であり蔵出し販売のみで 金額 549 千円だった。 中型トロールは 数量 1,478トン・金額 1,017.1 百万円前年同月比数量 36.3 %減・金額 46.4 %減、小型トロールは数量 27 トン・金額 19.7百万円となり、トロール全体では数量 1,505 トン・金額 1,037.3 百万円で前年同月比数量 37.4 %減・金額 46.5%減となった。
■建設業
・八戸建設業協会による官公庁工事の新規受注状況は、国発注は馬淵川大橋耐震補強工事等の受注があり、県発注は沢田魚道第 2 号工事、嘉沢魚道第 3 号工事、夏坂ダム防ダム第 7 号工事等の受注があり、市発注は準用河川土橋川河川改修工事、八戸第十処分区下水道整備工事、柳町根城線(柏崎歩道橋)
橋梁補修工事等の受注があった。町村発注は旧福地老人福祉センター解体工事の受注があった。県の受注が前年比増加となったものの、市・町村の受注が前年比大幅減少となったことにより、新規受注高合計は前年比13.2 %減となった。
・9月の 八戸地区建設業者 5 社民間工事の新規受注状況は、建築は青森県外商業施設解体・県内商業施設改修工事等の受注があり、土木はなし。新規受注高は、建築が前年を大きく上回ったことから 、 前年同月比 441.5 %増となり 2 ヶ月振りに前年実績を大きく上回った。
受注残高は、前年同月比で建築が上回ったことから、 前年同月比 35.5 %増となり 25 ヶ月連続前年実績を上回り好調に推移している。
・8月の住宅着工戸数は、持家が 38 戸で前年同月の 46 戸から 8 戸減、貸家は 18 戸で前年同月3 戸から 15 戸増、分譲は 16 戸で前年同月の 13 戸から 3 戸増 と なった。総着工戸数は72 戸となり、前年同月 63 戸から 9 戸増となった。建築確認申請件数は53 件で前年同月の 57 件から 4 件減となった。年度累計においては、前年実績を 60 件下回った。
■鉄工業
・八戸市内鉄工業者(7 社)の鉄骨工事の新規受注は 、 青森県 庁舎整備事業、自動車販売会社リフォーム工事等合わせて 430 百万円、前年同月比 2,050 0 増 となった。受注残高は前年同月比 507.8 %増 の 2,340 百万円となり、 6 ヶ月連続で 前年同月比 増 となった 。
・製缶工事の新規受注は、メンテナンス工事、補修工事等合わせて 51 百万円、前年同月比37.8 %減と なった。受注残高は584 百万円で前年同月比 19.1% 減 とな った。
・H形鋼等原料資材の価格については、ピーク時より価格が下がっているものの、依然として高止まりの状況が続いている。
■個人消費
《 ガソリン価格・灯油価格》
ガソリン価格・灯油価格のいずれも4 月時点をピークに、徐々に下がっているが、依然として高止まりの状況が続いている。
《 電気料金 》
東北電力の電気料金は、国の「電気・ガス料金支援」に基づく、燃料費等調整単価が1 キロワット時につき ▲ 10.80 円となり、 10 月分( 9 月使用分)は 7,981 円と なった。
11月分( 10 月使用料金)は、 前月から 520 円増加し 8,501 円となる予定。
《 婦人服 》
9月は秋物衣料と冬物衣料をディスプレーするも、暑い日が中旬頃まで続きどちらも販売伸びず苦戦。中旬以降気温も下がり秋物ワンピース・ニットトップス・ニットスカート・ワイドパンツが好調に推移したが、近年秋の季節感がなくなり年々秋物衣料が売れなくなってきている。
《 紳士服 》
9月中旬頃まで暑い日が続いていたため、秋物スーツ・カジュアルの動きが鈍かった。来店客数は前年より増加したことによりリピーターが増加し、スーツの作り替え等が多かった。割引オーダースーツも堅調に伸張した。
《 靴 》
来店客数は前年比大幅減少となったが、安価なスニーカー・アウトレットシューズ・ランニングシューズ・スパットシューズ(革靴・スニーカー等)が売れ行き好調。ニューバランススニーカーは新作デザイン不評により販売伸びず苦戦。
《 市内大型小売店(3店) 》
市内大型小売店は、9 月中旬頃まで暑さ が続いたこともあり紳士・婦人・子供秋物衣料 の販売が伸びず苦戦したが、呉服は順調に売上を伸ばした。宝飾品・雑貨・ドラックストア・一般小物販売店は好調に推移。食料品は各商品値上げと来店客減少の影響により前年比割れとなった。
9 月の大型小売店 3 店の売上は、前年同月比 39.9 %増加(イトーヨーカドー2024 年 8 月の閉店に伴い、前年 9 月より売上計上なしのため)となり、前々年同月比は 2.0 %増加となった。
《 新車登録台数 》
普通乗用車の新車登録台数は、普通乗用車は240 台で前年同月比 3.2 %減となり、 3 ヶ月連続で減少となった。小型乗用車 は 164 台で前年同月比 20.4 %減と 5 ヶ月連続で減少となった。普通乗用車と小型乗用車を合わせた乗用車全体では前年同月比 11.0 %減の 404 台となった。軽自動車は 266 台で前年同月比 10.4 %減となった。
■倒 産 (単位:件、百万円)
| 9月 | 前年同月 | 年度累計 | 前年同期 | |
| 件 数 | 0 | 1 | 12 | 9 |
| 金 額 | 0 | 100 | 1,188 | 681 |
| 平均負債額 | 0 | 100.0 | 99.0 | 75.7 |
■雇 用 (単位:人、%、倍)
| 新 規 | 前年同月比 | 月間有効 | 前年同月比 | |
| 求 職 者 数 | 997 | △5.6 | 4,925 | △1.6 |
| 求 人 数 | 2,460 | 4.9 | 7,708 | △0.9 |
| 求 人 倍 率 | 2.47 | (0.25) | 1.44 | (0.01) |
| 就 職 件 数 | 332 | △7.8 | ー | ー |