八戸商工会議所

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2025年05月07日(水)周知

青い森しんきんReport 2025年3月版

漁業・水産加工業
・3月の八戸港の水揚げは、数量726トン、金額182.4百万円で、前年同月比で数量は51.3%減、金額も49.1%減だった。
・3月における数量726トンは、過去10年間で最高の2016年3月の3,575トンの20.3で、2016年からの過去10年間で9番目だった。金額182.4百万円は、この10年間で最高の2016年3月の1,067.0百万円の17.1%となり過去10年間で9番目だった。
・3月時点での年累計の数量2,172トンは前年同月比44.8%減で、この10年間で10番目(最高は2016年3月の8,511トン)、金額921.4百万円は前年同月比26.6%減で、10年間で10番目だった(最高は2016年3月の 2,828.0百万円)。
・イカ釣りは、3月休漁のため水揚げは無かった。
・大中型巻き網、小型巻き網は、2月に続き水揚げは無かった。
・トロールは、大型トロールが数量7トン・金額1.8百万円で、前年同月比数量84.1%減・金額88.6%減だった。中型トロールは、数量624トン・金額135.5百万円で、前年同月比数量50.5%減、金額13.1%減だった。スルメイカ1トン・0.4百万円、ヤリイカ21トン・25.7百万円、タラ132トン・39.2百万円、スケトウタラ325トン・25.8百万円などの水揚げがあり、トロール全体では、数量643トン・金額144.2百万円で、前年同月比数量51.0%減、金額17.4%減だった。

建設業
・八戸建設業協会による官公庁工事の新規受注状況は、国発注は、八戸国道維持補修工事、馬淵川櫛引地区河道切削工事、八戸地区舗装工事等の受注があり、県発注は国道454号舗装補修工事、八戸港維持河原木桟橋泊地外浚渫工事、三八地区(八戸漁港)水産物供給基盤機能保全工事等の受注があり、市発注は、中央卸売市場花き棟保冷庫建設工事、売市第二地区下水道整備工事、八戸南浜漁港(深久保地区)機能保全工事等の受注があった。町村発注は無し。国の新規大型受注は前年比740.9%と 大幅増加となったものの、県の受注が減少となり町村の受注がなかったことにより、新規受注高合計は前年比2.0%減となった。
・3月の 八戸地区建設業者5社民間工事の新規受注状況は、建築は青森県内外商業施設新築・改装工事、企業ビル改修工事、民間住宅修繕工事等の受注があった。土木は無し。前年同月比では43.0%減となり、2ヶ月振りに前年実績を下回った。受注残高は、前年同月比7.4%増となり19ヶ月連続前年実績を上回っている。
・2月の住宅着工戸数は、持家が26戸で前年同月の30戸から4戸減。貸家は10戸で前年同月32戸から22戸減、分譲は12戸で前年同月の14戸から2戸減 と なった。総着工戸数は48戸となり、前年同月の76戸から28戸減となった。建築確認申請件数は、59件で前年同月の45件から14件増となった。年度累計においては、前年実績を3件下回っている。

鉄工業
・八戸市内鉄工業者(7社)の鉄骨工事の新規受注は、 改修工事、補強工事、冷凍庫修繕等合わせて26百万円 、前年同月比62.5増となった 。受注残高は前年同月比 55.9減の550百万円となり、9ヶ月連続で前年同月比減となった。
・製缶工事の新規受注は、非鉄金属プラントメンテナンス、機械設備点検整備業務、廃水処理施設維持補修工事 等合わせて189百万円、前年同月比105.4増となった 。受注残高は、612百万円で前年同月比7.3減となり、4ヶ月続けて前年同月比減となった。
・鋼板・丸棒・H 形鋼等原料資材の価格については、 ピーク時より価格が下がっているものの、依然として高止まりの状況が続いている。

個人消費
《新型コロナウイルス 》
新型コロナウイルス感染者は、1医療機関当たり東青地区で2.08人、三八地区は2.25人、県全体では2.74人だった。全地区においては、前月と比較し感染者数は減少傾向となっている。
《ガソリン価格・灯油価格》
ガソリン価格・灯油価格のいずれも、全国を下回っているが、1年前と比べると高い水準となっている。
《電気料金》                                                                                          東北電力の電気料金は、国の「電気・ガス料金支援」に基づく、燃料費等調整単価が1キロワット時につき▲8.37円となり、4月分(3月使用分)は8,485円となった。5月分(4月使用料金)は、前月から434円上昇し8, 919円となる予定。
《婦人服》
3月は、入学式用セットアップスーツやジャケット・セミフォーマル等例年になく販売が伸びず苦戦。アパレル・インポートブランドも値上がりにより売上伸びず。クレジット会社が年度末に向け「手数料なし・ポイント5倍セール」を開催したことにより、若干の販売促進効果が見られたものの、厳しい月となった。
《紳士服》
来店客数は前年より増加し、ビジネスやプライベートに着用する「セットアップスーツ(伸縮性やデザインの多様性)」のオーダー客が拡大し、売上増加となった。フレッシャーズスーツ・リクルートスーツ(低価格帯スーツ)・ストレッチカジュアルスーツは、ネット予約から売上好調に推移した他、冬のクリアランスセールによりカジュアル系の売上も伸ばした。
《靴》
新入学応援セールにより、春休みに入ってから学生革靴が売上を伸ばした。食料品・日用品の値上げが続いていることから、ジュニアの安価なシューズが伸張。メンズビジネス革靴・レディースケミカルシューズ・スケッチャーズの売上伸びず。スケッチャーズより安価なスパットシューズは好調に推移。
《市内大型小売店(3店)》
来店客数の増加により子供服の新入学衣料・靴・鞄・呉服・雑貨等は売上増加となったが、紳士服は売上が伸びず苦戦。店内飲食店は、春休みの家族来店客数増加と新店舗の開店により、好調に売上を伸ばしている。エアードック空気清浄器は花粉症対策もあり販売台数伸張。3月の大型小売店3店の売上は、前年同月比26.2%減となり 、前々年同月比は31.6%減となった。(前年同月比・前々年同月比の減少については、2024 年8月末をもって閉店したイトーヨーカドー沼館店の売上が計上されないことによるもの)
《新車登録台数》
普通乗用車の新車登録台数は、普通乗用車は330台で前年同月比7.1%増となり、3ヶ月連続で増加となった。小型乗用車は193台で前年同月比14.2%増と2ヶ月連続で増加となった。普通乗用車と小型乗用車を合わせた乗用車全体では前年同月比9.6%増の523台となった。軽自動車は292台と、前年同月比3.3%減となった。

倒産

             3月    前年同月   年度累計   前年同期 
  件  数        2         2          16       9 
  金  額      49     199     937    651 
 平均負債額    24.5       99.5     58.6      72.3

                                                                                     (単位:件、百万円)
 

雇用

      新 規  前年同月比  月間有効  前年同月比
  求 職 者 数  1,065      △4.1   5,207       1.5
  求   人   数  2,232      △8.3   6,926       2.8
  求 人 倍 率    2.10     (2.19)       1.33    (1.31)
  就 職 件 数     458      △4.2     ー      ー

                                     (単位:人、%、倍)