八戸商工会議所

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2025年03月07日(金)周知

青い森しんきんReport 2025年1月版

漁業・水産加工業
・1月の八戸港の水揚げは、数量606トン、金額332.9百万円で、前年同月比で数量は50.7%減、金額も24.8%減だった。
・1月における数量606トンは、2016年からの過去10年間で最高の2016年1月の1,818トンの33.3%で10番目だった。金額332.9百万円はこの10年間で最高の2016年1月の764.0百万円の43.6%となり過去10年間で6番目だった。
・イカ釣りは、船凍スルメイカの水揚げが数量61トン、金額121.9百万円あり、それぞれ前年同月比28.2%減、29.1%減と前年を下回った。近海スルメイカの水揚げは、数量1トン、金額1.0百万円で、イカ釣り全体では、数量62トン・金額122.9百万円となり、前年同月比で数量は36.1%減、金額32.3%減と、近年の不漁に拍車がかかった。船凍スルメイカの単価も10キロ当たり19,987円と前年の20,241円を下回ったが、依然として高止まり傾向となった。
・大中型巻き網、小型巻き網は、共に水揚げは無かった。
・トロールは、大型トロールが数量17トン・金額7.4百万円で、 前年同月比39.3%減・金額30.6%減だった。中型トロールは、数量288トン・金額124.8百万円で、前年同月比数量は52.4%減、金額も19.5%減だった。スルメイカ70トン・68.4百万円、ヤリイカ20トン・20.0百万円、タラ59トン・20.3百万円などの水揚げがあった。小型トロールは、数量32トン・金額7.7百万円で、前年同月比数量18.5%増・金額52.7%増だった。トロール全体では、数量337トン・金額139.9百万円で、前年同月比数量は48.9%減、金額も18.1%減となった。

建設業
・八戸建設業協会による官公庁工事の新規受注状況は、国発注は、城下地区道路改良舗装工事の受注があり、県発注は、3・5・1沼館三日町線道路改築工事、狐森北区域急傾斜地対策工事等の受注があり、市発注は、八戸第十処理分区下水道整備工事、二中通線道路修繕(切削オーバーレイ)工事、沼館二丁目1号線道路修繕(打換)工事等の受注があった。町村発注は無し。県・町村の新規大型受注が少なく、新規受注高合計は前年比60.3%減と大きく落込んでいる。
・1月の八戸地区建設業者5社民間工事の新規受注状況は、受注が大きく減少する時期である為、建築は青森県外工場施設建設工事、私立大学トイレ改修工事等の受注があったが、土木は無し。前年同月比では96.9%減となり、3ヶ月連続で前年実績を大きく下回った。受注残高は、前年同月比3.7%の微増となり17ヶ月連続前年実績を上回っている。
・12月の住宅着工戸数は、持家が43戸で前年同月の49戸から6戸減。貸家は32戸で前年同月19戸から13戸増、分譲は18戸で前年同月の16戸から2戸増となった。総着工戸数は93戸となり、前年同月の84戸から9戸増となった。建築確認申請件数は、53件で前年同月の47件から6件増となった。年度累計においては、前年実績を14件下回っている。

鉄工業
・八戸市内鉄工業者(7社)の鉄骨工事の新規受注は、 バイオマスバグフィルター架台製作、船舶用金物製作等合わせて44百万円で、前年同月比75.8%減だった。受注残高は前年同月比9.7%減の495百万円と7ヶ月続いて前年同月比減となった。
・製缶工事の新規受注は、非鉄金属プラントメンテナンス、地区衛生センターばっ気槽空気配管修繕 工事等合わせて29百万円で、前年同月比56.1%減となった。受注残高は634百万円で、前年同月比20.8減と2ヶ月連続で前年同月比減となった。
・鋼板・丸棒・H 形鋼等原料資材の価格については、一部資材において前月比減となったものも見られたが、依然として高止まりの状況が続いている。

個人消費
《新型コロナウイルス 》
新型コロナウイルス感染者は、1医療機関当たり東青地区で10.00人、三八地区は7.67人、県全体では7.52人だった。一部では減少した地区があったものの増加が続いている状況。また、インフルエンザ感染者は、減少傾向であるが、三八地区と中南地区を除く4地区で警報レベルとなった。
《ガソリン価格・灯油価格》
青森県全県では、ガソリン価格・灯油価格のいずれも全国を下回っているものの、ガソリン補助金の縮小や灯油の需要期を迎え価格は上昇し、2023年9月期並みの価格水準まで高騰した。
《電気料金》                                                                                          東北電力の電気料金は、国の「電気・ガス料金支援」が11月分(10月使用分)で終了したが、石炭価格の下降により燃料費等調整単価が1キロワット時につき▲9.93円となり、2月分(1月使用分)は8,080円となった。また、家庭用電気料金の平均的なモデル料金の3月分(2月使用料金)は、 前月から39円上昇し8,119円となる予定。
《婦人服》
1月は中旬以降例年より気温の高い日が多く、冬物のアウターコート・ダウンジャケット・アパレル・インポート商品は、ネットからの購入者が増えている状況のため、売上が伸びず苦戦。
《紳士服》
来店数客数は前年比割れとなっているものの、10代・20代によるネット予約からの低価格帯パターンオーダースーツが好調に推移。天然素材(ウール・シルク等)の値上がりにより、高素材スーツ・ジャケット・パンツ・セーター・アウターコートの販売伸び悩み。
《靴》
雪が少ないこともあり、メンズはビジネスシューズ・スケッチャーズ・スパットシューズが好調。レディースは 春物アパレルが店頭に並び始めたこともあり、パンプス・スニーカーが売れ始めている。学生は新入学に向けたローファーが動き始めている。キッズは新入学用のズック・シューズが売れている。
《市内大型小売店(3店)》
正月・冬休み効果により来店客数は増加し、婦人・子供の冬物防寒アウター・インナーウェア・コート・防寒靴・鞄が伸張。食料品は 価格の上昇が続いており売上を伸ばせず。店内飲食店は好調に推移。エアードック空気清浄器は前年から継続して売上台数を伸ばしている。1月の大型小売店3店の売上は、前年同月比24.7%減となり、前々年同月比は28.9%減となった。(前年同月比・ 前々年同月比の減少については、2024年8月末をもって閉店したイトーヨーカドー沼館店の売上が計上されないことによるもの)
《新車登録台数》
普通乗用車の新車登録台数は、普通乗用車は266台で前年同月比21.5%増となり、4ヶ月振りに増加となった。小型乗用車は130台で前年同月比30.1%減と5ヶ月連続で減少となった。普通乗用車と小型乗用車を合わせた乗用車全体では前年同月比2.2%減の396台となった。軽自動車は243台と、前年同月比25.3%増となった。

倒産

             1月    前年同月   年度累計   前年同期 
  件  数       1       2        13        2 
  金  額   128   336    878    336 
 平均負債額   128     168   67.5      168

                                                                                     (単位:件、百万円)
 

雇用

      新 規  前年同月比  月間有効  前年同月比
  求 職 者 数  1,224      △5.6   4,949    △1.6
  求   人   数  2,799       12.5   6,842       4.0
  求 人 倍 率    2.29     (1.92)       1.38    (1.31)
  就 職 件 数     259    △15.4     ー      ー

                                     (単位:人、%、倍)