八戸商工会議所

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2024年09月04日(水)周知

青い森しんきんReport 2024年7月版

漁業・水産加工業
・7月の八戸港の水揚げは、数量12,452トン、金額1,592.5百万円で、前年同月比で数量は54.6増、金額も121.7%増だった。 数量は過去10年で2番目、金額は5番目だった。
・7月時点での年累計の数量36,329トンは前年同月比78.0%増で、この10年間で最高 。金額4,595.9百万円は前年同月比46.7%増で、10年間で6番目だった(最高は2016年7月の5,786.3百万円)。
・イカ釣り:近海スルメイカの水揚げが数量41トン・金額44.6百万円で前年同月比20.6%増・21.4%増、船凍ムラサキイカは、数量746トン・金額526.7百万円で、昨年水揚げがなかったことから、イカ釣り全体の数量・金額を押し上げた。
・大中型巻き網:三陸巻き網は数量11,216トン・金額729.4百万円と、6月に続き前年同月を上回る水揚げとなり、数量45.2%増・金額4 6.6%増だった。ほぼ全量がマイワシで、数量10,590トン・金額648.2百万円だった。サバの水揚げが615トン・76.1百万円。300gが主体だが、500g超も見られ単価は前年を上回った。
・トロール:大型トロールの水揚げの水揚げ、数量146トン・金額53.6百万円はすべて蔵出し販売。数量は前年同月比97.3%増、金額は同53.2%増だった。キンメダイ主たる販売魚種。中型トロールは、数量14トンで前年同月58.8%減、金額11.9百万円で同34.9%減となった。スルメイカの他、タラ、ヒラメなどの水揚げがあり、トロール全体では、数量160トン、金額65.6百万円で、前年同月比で数量48.1%増・金額23.0%増となった。

建設業
・八戸建設業協会による官公庁工事の新規受注状況は、県発注の三戸中山間第41号工事、国道454号道路改良工事、十和田三戸線道路改良工事等の受注があった。市発注は一般廃棄物最終処分場被覆施設移設工事、八戸北インター第2工業団地道路整備工事、こどもの国大型複合遊具等設置工事、下水道整備工事等の受注があった。町村発注は、南部町展示収蔵施設整備工事、町道上市川石呑線舗装補修工事、田子根渡石亀線舗装補修工事等の受注があった。7月の国発注の工事受注は無く、市・町村の新規大型受注があったため、新規受注高合計は前年比84.1%増となった。
・7月の八戸地区建設業者5社民間工事の新規受注状況は、建築は県内教育施設・県外商業施設建設工事、社屋新設工事等の受注があった。土木の工事受注は無し。建築は八戸地区内・県内外の受注が共に少なかったため前年同月比47.1%減となり、2ヶ月連続で前年実績を大きく下回った。受注残高は、前年同月比81.8%増となり11ヶ月連続前年実績を上回った。
・6月の住宅着工戸数は、持家が41戸で前年同月の57戸か16戸減。貸家は21戸で前年同月25戸から4戸減、分譲は9戸で前年同月の15戸から6戸減 と なった。総着工戸数は71戸となり、前年同月の97戸から26戸減となった。建築確認申請件数は、56件で前年同月の94件から38件減となった。年度累計においては前年実績を26件下回っている。

鉄工業
・八戸市内鉄工業者(7社)の鉄骨工事 の新規受注は 鉄骨及び看板下地加工 船舶用金物製作等合わせて16百万円で、前年同月比97.2減だった 。受注残高は前年同月比36.3%減の902百万円と6ヶ月ぶりで前年同月比減となった。
・製缶工事は、非鉄金属プラントメンテナンス、揚水機場整備補修工事、清掃工場各種工事等で126百万円の新規受注があり前年同月比22.3%増だった。受注残高は794百万円で、前年同月比30.6増と8ヶ月続いて前年同月比増となった。
・鋼板・丸棒・H 形鋼等原料資材の価格については、一部資材において前月比増となったものも見られる、依然として高止まりの状況が続いている。

個人消費
《新型コロナウイルス 》
新型コロナウイルス感染者は、7月の段階では1医療機関当たり、県全体が5.16人、青森地区は4.50人、八戸地区は8.50人と、7 月に入り増加傾向みせている。
《ガソリン価格・灯油価格・物価》
ガソリン価格・灯油価格のいずれも、ほぼ横ばいの状況。青森県全県では、いずれも全国を下回っているが、1年前と比べると高い水準にとどまっている。
《電気料金》                                                                                          東北電力の電気料金は、8月分(7月利用分)は、8,808円、また、国の「電気・ガス料金支援」により、家庭用電気料金の平均的なモデル料金の9月分8月利用料金)は7,765円となる予定。さらに、同支援制度により、10月分は、電気料金1kWあたり 4.0円(低圧電気・税込み、11月分は2.5円(同)差し引く特別措置となる予定。
《婦人服》
セールが始まり、7月はまぁまぁよかった。気温も上りTシャツ、ワンピース、やその他、夏服類(カットソーのワンピース、Tシャツ)や、麻のシャツやパンツなど涼しさを感じられるものが良く売れた。客数もそれなりにあり、新規のお客様も見えた。また、日本人だけでなく、海外からの観光客もあり、お買い上げいただいた。
《紳士服》
7月の反動か、7月は今一つだった。客数が少なかった。セールを開催したが、カジュアルもスーツやジャケットも伸び悩んだ。在庫品がなくなってしまったこともあるのではないか。スーツのオーダー店は、前年をやや下回った。例年、7月8月はスーツの売れ行きが大きく落ちるが、その流れと見ている。「夏の成人式」のオーダーが6月には結構あったが7月は見られなかった。ただし、問い合わせは依然として多く来月に期待。
《靴》
前年同月より、土日が一日ずつ少なく、客数は前年同月比減だったが売上は上回った。今シーズンはサンダルの売上が伸びず、6月上旬にピークが来てそのまま終わったという感じ。その一方で、スニーカーの動きが良かった。特に、この数ヶ月売上の柱だった「ハンズフリー」のスニーカーが良く出て、サンダルの不調を補う格好になった。「ハンズフリー」のスニーカーは、ほぼ「定番商品」となりつつある。その他、子どもの低価格の運動靴が良く売れた。
《市内大型小売店(4 店)》
7月は、全般的に気温が平年を上回り前月に続いてアパレルの売上が良かった。大型家電量販店もエアコ ンの売上が一段落したものの他の商品に伸びが見られた。しかしながら、食料品の値上げと買い控えが響き、 7 月の大型小売店の売上は、前年同月比1.3%減と前月から前年同月比減となった。また、一昨年7月は新型コロナウイルスの感染者増加の動きがあり個人消費の落ち込みが見られ、前々年同月比は4.2%増と2ヶ
月連続して増加となった。
《新車登録台数》
普通乗用車の新車登録台数は、普通乗用車が前年同月比23.8増の317台と前年同月比増に転じた一方、 小型乗用車も239台で前年同月比18.9%増と2ヶ月連続で増加となった。普通乗用車と小型乗用車を合わせた乗用車全体では 前年同月比21.7%増 の556台と3ヶ月続けての増加となった。軽自動車は249台と、前年同月比20.3増と2ヶ月連続で増加となった。

倒産

            7月    前年同月   年度累計   前年同期 
  件  数         3     0     8        1 
  金  額     493     0    581      21 
 平均負債額  164.3       ―   72.6      21.0

                                                                                     (単位:件、百万円)
 

雇用

      新 規  前年同月比  月間有効  前年同月比
  求 職 者 数  1,027       2.9   5,146     2.5
  求   人   数  2,806       14.8   6,864      △6.6
  求 人 倍 率    2.73     (2.45)       1.33    (1.46)
  就 職 件 数     395     △9.0     ー      ー

                                     (単位:人、%、倍)